集中改善:糖尿病の治療法_薬物療法(経口剤) [厳選]

薬物療法には、「インスリン療法」と「経口剤療法」の二つがあり、大半は「経口剤(経口血糖降下剤)」で治療して居ます。
注射に比べて抵抗感が無いこと、血糖値があまり高くなければ経口剤だけでも効果が有ること、内服だけと言う簡単さ等の理由からです。
主な経口剤は、「スルフォニル尿素剤(SU剤)」「ビグアナイド剤(BG剤)」「α- グルコシダーゼ阻害剤」「速効型インスリン分泌促進剤」「インスリン抵抗性改善剤」の5タイプです。
経口剤は、食事療法と運動療法を守って居るのに、血糖コントロールが改善し無い、2型糖尿病の人に有効です。
まず、少量から服用を始め、血糖値の動きとともに量を加減し、血糖コントロールが安定しても、定期検査で効果を確かめていきます。
どんなに副作用が少なくても、薬は体にとっては異物ですから、出来れば飲ま無いほうが良いわけです。
ですから、食事・運動療法をきちんと継続、実践していくことで、薬の量が減らせ、全く不要になってくる可能性も有ります。
又、SU剤を継続して居ると、次第に薬の効果がうすれてくる「二次無効」と言う状態に成ることが有ります。
その場合は、食事・運動療法を再確認して厳格におこない、その結果、他の経口剤を併用したり、インスリン療法へ移行したりします。
其れから、薬の作用が強すぎたり、食事時間が遅れたり、運動量が多かったりしたときに、「低血糖」が起こりがちです。
主な症状は、ふるえ・動悸・発汗・脱力感・眠気・頭痛・目のかすみ、等です。
症状が出たら、早速ブドウ糖(または砂糖やジュース)を口にする必要が有りますので、常にブドウ糖や砂糖等を携帯してください。
「α-グルコシダーゼ阻害剤」を服用して居る時の低血糖は、でんぷん・糖分の分解吸収を遅らせる薬なので、ブドウ糖やジュース類を口にして、早速血糖値を上げてください。
アルコールを飲むと肝臓の働きが鈍り、薬が体内に蓄積し、低血糖を起こしやすく成るので、経口剤を服用して居る時は、絶対に禁酒です。
特にBG剤は、副作用が強く出る恐れが有るので、要注意です。
低血糖が起き、副作用とおもわれる症状が出たときには、必ず主治医に報告してください。

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