外国：韓国と関税

関税率をどれくらいにするかと言うことは、国内の産業育成においてとってもたいせつな問題です。
韓国における関税率と産業についてかんがえてみましょう。
韓国の輸入関税は8%となって居ます。
これは東アジアのなかではかなり高い方です。
高い関税をかけて居る為に国内での弊害が大きくなって居ます。
輸入品を利用して韓国内で物を生産しようとしても値段的に市場に受け入れられ無いのです。
主要な関税率です。
機械類は多くの産業で使用するものですが、日本は無税なのに対して韓国は8%です。
電子機器に使用される発振子、ブザー、インダクタ、コイル、センサー等も同じように8%の関税率です。
韓国内には資源が無いため海外から部品を調達しなければなら無いのですが、関税が障壁となって居ます。
日本の自動車会社等は関税がなければ韓国での生産を行って居るはずです。
又、輸出についても同じことです。
輸出品の値段は必然的に高く成ります。
これらの問題を認識した韓国政府は少しずつ関税率を低減するようになってきました。
デジタルテレビ関係の品目を2001年に引き下げました。
其れから、アルミニウム等の原材料も2004年に引き下げられて居ます。
韓国の産業はこれからもどんどん発展していくことでしょう。
その為に関税はとってもたいせつなものとなって居るのです。
実際に一部の産業は日本よりも競争力が高くなって居ます。
日本としても、国内の市場だけではなく韓国市場も見据えた経営戦略が求められて居ることは間違い有りません。